植物の根切りが必要な理由

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鉢植えや庭の樹木、植物の根切りが必要な理由:
鉢植えに限らず庭などの植木などでは根切りを行う必要があります。そもそも大地に根ざす樹木は毎年大量の根を成長させます。しかし鉢植えや狭い庭木の場合、スペースに余りがないため根が詰まってしまい、樹木に栄養分が行き渡りにくくなります。また小さい鉢から大きい鉢に植え替える場合も根切りが必要です。小さい鉢で根が詰まってしまい硬くなっている状態のまま大きい鉢に植え替えても硬くなった根から新しい根が伸びず、水や栄養分を吸い上げることができません。そのため、根切りをして新しい根の成長を促す必要があります。

根切りが必要なサインの見分け方:
根切りが必要な状態の樹木や植物の様子は一目でわかる特徴があります。その特徴には葉先が黄色く変色する。濃い緑色が色あせで薄い緑色になるなどが挙げられます。また松などの植木では全体的に樹勢がなくなり、葉の数も少なくなってきます。この状態になったら樹木や植物は相当衰弱していると思ってください。できるだけ早く根切りを行い、栄養分を吸い上げるための新しい根の成長を促す必要があります。

根切りに適した季節などはあるのでしょうか:
根切りに最も適した時期は落葉樹の場合は葉の落ちている季節に、常葉樹なら活動が盛んになる春先か梅雨明けの頃に行います。しかし木の状態が悪化して急を要する場合はその限りではありません。根を切る場合は直根と呼ばれる太い根を避けてください。直根の周りから出ている中くらいの太さの根を切ります。切る位置は基部を残して新しい根が成長しやすい位置で切ります。切り口にはトップジンMなどの木の養生剤を塗布するようにしてください。

根切りに便利な道具など
根切りに便利な道具のご紹介です。
家庭菜園のプランターや鉢植えの場合は、百円ショップで売っている安い包丁が便利です。植木職人や盆栽職人などのプロは、閻魔大王が嘘つきの舌を抜く時に使うヤットコのような根切り鋏を使用します。また鉢植えのまま根切りする場合は鎌で鉢回りを一周して根を切ります。さらに庭木などの巨大な植木の場合は、スコップ状の植木専用の根切り道具で根を切ります。

根切りを行う際の注意点など:
根切りを行った後の根は傷んでいるので、肥料などは毒になります。根が回復する数ヶ月間は根腐りなどの原因になるので絶対に土壌に肥料を混ぜないようにしてください。肥料などを用土の上にまくことも厳禁です。また根切りを行う季節は、樹木の活動が休止している季節を
選ぶようにします。
夏場などの水分を多く必要とする季節に根切りを行うと水分不足で枯れてしまします。

また鉢植えの場合は根切りと同時に枝の剪定も行うようにしましょう。根が少なくなっているのに枝をそのままにしておくと、栄養バランスが悪く、さらには水不足などで枯れてしまう恐れがあります。

根切りの量はもともとあった根の3割程度にとどめてください。それ以上根を切ると枯れてしまう恐れがあります。

以上根切りについて述べてきました。皆さんの中に根切りをしたことがあるという方は何人くらいいらっしゃるでしょうか。根切りを自分で行うという人は意外に少ないと思います。しかし植木や鉢植えが弱ってきた、葉っぱが秋でもないのに赤くなってきたなどの症状は根切りのサインです。鉢の中で詰まって固まった根を切り、新しい根が成長するように促しましょう。

もう一度復習しますが、根を切ったら枝葉の剪定も忘れないようにしてください。根を切る量は元の根の量の3割程度におさめること、あとは根切りを行う季節(樹の活動が少ない冬場、落葉樹であれば葉が落ちでいる期間、常葉樹の場合は芽が出て活動し始める前の季節を選んでください)を守ってやれば、誰にでも根切りは可能です。

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