腐葉土作りに挑戦!

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腐葉土作りに適した落ち葉、適さない落ち葉
腐葉土作りに適した落ち葉にはナラ、クヌギ、ケヤキ、ポプラなどのおおむね広葉樹が適しています。
逆に適していない落ち葉にはモチ、イチョウ、クス、カキ、サクラ等の広葉樹の他、スギやマツ、ヒノキなどの針葉樹があります。
腐葉土作りには、水分の含有量が多い落ち葉や油脂分(中には成長を阻害する成分が含まれています)などが多い落ち葉は適しません。

腐葉土の簡単な作り方:
腐葉土はベランダの隅っこに積み上げておくだけでも自然に作れます。しかし自然に任せていたのでは時間がかかりすぎるため、微生物の活動を利用した効率のよい環境を作ると早く腐葉土が出来上がります。微生物は空気が好きな好気性菌と嫌いな嫌気性菌とに分けられます。この微生物が快適に活動する環境には温度管理が必要です。また醗酵には栄養分も必要とするため、米糠などを混ぜ込むとより醗酵が早く進みます。

腐葉土作りの手順:
集めた落ち葉を枠のなかに暑さ30cmほど積みます。その上から苦土石灰一握り(醗酵による酸化を防止する作用があります)をバケツに溶いてかけます。かけたら足で踏み固めます。その上に米糠や油粕などをまきます。この工程を何度が繰り返し、枠内に一杯にします。
最後にビニールシートをかけて完成です。1ヶ月くらいしたら醗酵で温度が上がっていることを確認してください。確認したら、スコップなどでかき混ぜて空気を含ませるようにします。
この状態で冬場であれば6ヶ月、夏場であれば4ヶ月ほどで腐葉土が完成します。

腐葉土が植物の生育に有効な理由 :
植物が根から栄養を吸収できるのは根の先1mm程度の範囲です。土壌に腐葉土を混ぜることで、土壌の団粒化が進みます。団粒化によって通気性や保水性が保たれ、ふわふわの土壌の中で植物の根が成長しやすくなります。植物の根と微生物が共生できる環境には腐葉土がとても有効です。

バケツなどを使ってベランダで堆肥を作る方法:
ベランダなどでも手軽に堆肥を作ることが可能です。まずバケツやゴミ箱のようなものをいくつか購入してください。容器の側面10cm四方に1つの割合で小さな穴をあけます。
そこへお料理で出た生ゴミや剪定した枝などを詰め込んで、米糠、プランターのあまった土などをふりかけて蓋をします。この作業を繰り返して、容器が一杯になったら次の容器に移ります。堆肥用の容器を3個ほど順繰りに使うと切れ目なく堆肥を生産することが可能です。
注意点としては、完全に醗酵分解していない堆肥はプランターに使えません。まだ病原菌などが含まれている恐れがあり、野菜が病気に感染しやすくなります。必ず完全に醗酵が終了した堆肥を使用してください。

醗酵のための予備知識:
堆肥は醗酵と微生物の分解作用によってできます。良質な堆肥作りには醗酵と微生物の知識が必要です。醗酵には嫌気性発酵と好気性発酵とがあり、空気を好む醗酵と嫌う醗酵とに分けられます。
嫌気性発酵には、乳酸菌醗酵、酵母菌醗酵などがあります。堆肥は主に好気性発酵によって生ゴミなどが醗酵して有効な肥料成分になります。ですから通気性の良い環境を整える必要があります。
有機物の分解に適した環境を維持して、空気に触れさせる好気性発酵を行うことで匂いなどがなくなります。スコップなどで攪拌して好気性発酵を促すようにしましょう。
効率良く堆肥を作るために設計された市販のコンポストなどもおすすめです。このようなコンポストには堆肥作りに適した環境因子、酸素、温度、原料pH、水、C/N比の5つの条件がそろっており、より効率の良い堆肥作りが可能です。

醗酵によって分解される有機物:
生ゴミなどには炭水化物と油分、たんぱく質が含まれています。
炭水化物は好気性微生物によって水と二酸化炭素に分解されます。
また、油分、たんぱく質は好気性微生物によって二酸化炭素、水、アンモニアを放出します。さらにアンモニアは好気性微生物の硝化菌によって硝酸塩に酸化されます。硝酸塩は植物の養分である窒素になります。

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