プランターの土を入れ替えずに再生!

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プランターの土を毎年入れ替えるという方は多いかと思います。なかには恒例の年中行事になっていて、土の入れ替えが終わるとバーベキューなどを開催するという人もいます。
しかし、畑の土には入れ替えが要らないのと同様に、プランターの土も入れ替える必要はありません。

ベランダなどでの家庭菜園は、山間部に見られる棚田や段々畑などと同じ条件、環境だと考えてください。
つまり、プランターでの野菜栽培の場合、山間部の棚田や段々畑を参考にすれば良いということです。

では山間部の棚田や段々畑では毎年作物を収穫した後、痩せた畑の土壌をいかにして回復させているのかを見てみることにしましょう。

平野部などの畑は河川の流れによって常に豊かに肥えた土壌に恵まれています。
しかし、山間部の高地では土壌の栄養分が下流へと流れる一方です。
そのままにしておけば土地はどんどん痩せて、農作物の栽培はできなくなります。
それでも、山間部の段々畑などでは何百年にもわたって永久的に農業が持続されてきました。どうしてそのようなことが可能なのでしょうか。

その疑問を解く鍵は「わらぐろ」と呼ばれる畑に点在する構築物にあるようです。

山間部の段々畑の周辺には「わらぐろ」とよばれる草の塔が点在しています。

この「わらぐろ」とは稲わらや萱などの雑草を刈り取って束にし、中心に柱を立てて積み上げたものです。
「わらぐろ」は数年そのままにして醗酵させます。数年したらに細かく切って畑の土壌に混ぜ込みます。
この作業は高地などでの農作には欠かせない作業です。

この作業によって土壌の栽培能力を回復させて、また農作物の栽培が可能になります。
この「わらぐろ」の切り込み作業は毎年行います。自然に醗酵した草が土の中に入ることによって、土壌の栄養分を補給するとともに、自然界に近い微生物や小動物などの活動によって永久的に持続する土壌環境を保持することになります。

プランターの土壌もこの棚田や段々畑と同じ方法で再生させることができます。プランターとはいわば、高地にある棚田や段々畑のミニチュア版です。環境や野菜の栽培方法なども同じ原理です。

では、ベランダ菜園で土壌を回復させる方法にはどのような方法があるでしょうか。
その年に栽培した植物の残骸や近所の公園などで刈り取られた雑草などを貰ってきてベランダの片隅に積み上げておきましょう(ベランダ版の「わらぐろ」です)。プランターでの野菜の収穫が終わったら、積み上げておいた草を細かく切り刻んでプランターの土に混ぜてください。

プランターの容量の半分ほどを「わらぐろ」が占める比率にして混ぜ込んでください。そうするとプランターの土にあまりがでますので、あまりの土はコンポストなどに保管するか、もしくは捨てるなどしてください。

一冬、この状態でプランターの土壌を休めてやります。冬の間、ビニールシートなどで覆ってやると土壌の醗酵が進み、土がより肥えたものになります。この冬眠期間を終えたら、いよいよ春の種植えの季節を迎えます。
冬の間に力を取り戻した豊かな土壌がまた野菜を育ててくされるはずです。

さらに土壌を豊かにするためには、冬眠の間、牛糞などの有機肥料を混ぜるとよいでしょう。牛糞は有機肥料としてプランターに有効ですが、鶏糞はあまりおすすめできません。鶏糞の場合は農業の専門家の立場では、化学肥料と同じ位置づけとして考えられており、土壌の継続性が望めないというのが一般的な見解のようです。

しかし、野菜が実って追肥として使用する場合には鶏糞は有効に働きます。さらに種を植える際にも牛糞などをプランターの内部に埋め込むと、より豊作が望めます。ただし、種を蒔いた部分からは離して肥料などをまくようにしてください。

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